出雲の小さな家

竣  工:2017年7月

所  在 地:島根県出雲市

用  途:住宅

延床面積:60.04㎡

施  工:高橋工務店

​建  具:深田建具店

 

 

谷あいに建つ、夫婦二人のための小さな平屋建ての住宅。

夫婦が長年手をかけてつくってきた庭と、谷の風景に対して開いた開放的な住まいです。

その場の風景にそっと置かれた「小屋」のような建物を目指しました。

地形をなぞったような片流れの屋根、庭に大きく張り出したテラスと庇、背景の緑に溶け込む焼杉の外壁が、風景との調和をつくりだしながらも外観を特徴づけています。

庭に面した南向き巾4mの開口は完全に開放することができ、谷の風景をパノラマに切り取ります。

出雲の冬場は雲が多く室内が暗くなりがちなこと、また、谷あいに位置するため日没よりも1時間以上早く日が山に隠れること、を考慮し西側に高窓を設置。

日が隠れてからも西側の明るい空を、室内にとどけます。

内部は、壁を珪藻土、床を杉の無垢板に柿渋塗装とするなど、年月とともに味わいを増していく素材を選択。​また、調湿作用のある素材とすることで、山陰の高湿な気候、特に冬場の高い湿度を調整することで、結露の軽減やカビ発生の抑制を意図しています。

​山陰の気候・風土、この場所の風景・環境、それらを考慮し、この場所だからこその住まいを目指しました。

​© 2019  Yokogi Architecture Design Office

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